旅立ち(離島)

先に親鳥だけが群れて飛び立った。その後を追いかけてヒナたちも幼鳥の集団となって旅立った。
サハリンや北海道まで8〜10月頃まで北上し、寒さの厳しくなる冬季には九州や四国まで南下する。
春になると昨年飛び立った仲間の約70%が帰島すると云う。春に戻って来た4年以上経過した成鳥と
例年の夫婦鳥たちが産卵し子育てをするのである。6ヶ月間子育てし、6ヶ月間外遊となるわけである。
離島の完了後も、蕪島、海水浴場、魚市場、種差海岸及び港内に250羽前後残っており、彼らは越冬する。

↑(7/下〜8/上) 釣人達のいた蕪島や街中と港内魚市場などの上空を数回旋回したのち数グループで離島した
↑(8/中) 一羽飛んでいる ↑(8/中) あの喧騒はない
↑(8/中) 大きな変化は静か過ぎる ↑(9/中)一羽もいない。海水浴場には人が集まる
↑(8/中) 意外と荒れ果てた地である ↑(8/中) 来春までこのまま
↑(8/中) 海水浴場に数羽だけ残っているうみねこ ↑(8/中) 船は出て行く、うみねこも離島した岩場



● 越冬するうみねこはイカや鯖などが豊富にある秋までは過ごし易い。だが冬期間の環境は非常に厳しい。
↑(9/中) 鯖船団停泊中の岸壁で・・・・ ↑(9/下)この時期は港の船団に住み着いた感さえある
↑(10/中) 北防波堤にいた越冬組 ↑(10/下) 荒波で寄せたエラコに集まった
うみねこの他に、大型のシロカモメとカラスもいる
↑(12/上) 岩上に群れて日向ぼっこ 
↑(1/下) 吹雪の中で耐えている ↑(1/下) 猛吹雪の中を飛んでいる
↑(2/上) 1月〜2月の嵐が過ぎなければ春はやってこない。この嵐は待ちわびた春の前触れ