栄巣・抱卵

 島の岩場・平地・窪み・道路面・草間などいたるところに巣をつくる。隣との巣に間隔を設けないのは仲間同士の
巣が密着することでイタチ・キツネ・猫などの外敵から身を守ることが出来るのだ。尚、人の多いこの島に集中して
栄巣するのは彼らの知恵で人間を恐れる外敵が侵入しない場所と知っているからで人間と共存共栄しているのだ。 


↑(4月上)話し合いかな? ↑(4月上)枯れ草をついばんで・・ ↑(4月上)円形に掘った穴に運ぶ
↑(4月中)鳴声が響き渡り賑やかで活気がある ↑(4月中)ペァも決ってきている
↑(4月中)あちこちに確定ペァが点在する ↑(4月中)ペァ確定。隣との間隔も保たれている
↑(4月中)確定したペァが分る ↑(4月中)岩場斜面に栄巣を決めた夫婦鳥
↑(4月中)縄張りがほぼ確定した:一夫婦の縄張り面積は80cuで非常に狭い
↑(5月中)栄巣が遅れ気味 ↑(5月中)枯れ草を巣に補充 ↑(5月中)甘えたような仕草
↑(5月中)縄張り間隔保持 ↑(5月中)巣作り完了 ↑(5月中)菜の花は背高になる
↑一個産卵 ↑二個産卵(通常は2個産み) ↑三個産卵
卵は鶏と同じ大きさで60g。殻模様は
緑がかった褐色で斑点模様の保護色
である。孵化率は70%で2個抱卵が
最大の孵化率でもある。
抱卵温度は39〜40℃、
抱卵期間は25〜26日。

●不届きな親鳥がいて自己産みの
卵を隣の巣に入れて知らんふりを
きめこむのがある。入れられた方
の親鳥は自分のものとして丁寧に
扱い差別する事なく大切に抱卵。
5個以上ある巣は入れられた卵。
↑四個産卵(4〜5個産みが最大) ↑目立ちすぎる白色殻は珍しい
↑(5月上)抱卵中の卵が二個見える ↑(5月上)ジッと一定の方向を向いたまま温める
↑(5月中)夫婦の雰囲気 ↑(5月中)夫婦交互に交替しながら抱卵する
↑(5月中)一個の卵を抱卵中 ↑(5月中)抱卵中は威嚇する
↑(5月中)草花が成長すると日陰が増える ↑(5月中)52cm四方の木枠の内で抱卵中
↑鳥の習性で強風時は風上に全てが頭を向ける ↑菜の花を食す親鳥
↑(5月中)岩上にて抱卵 ↑(5月中)巣の材料は雑多 ↑(5月中)
↑(5月中)岩上の巣に卵は3個ある ↑(5月中)平地の岩囲いは最も安全な場所
↑(5月下)抱卵中だが巣の補強材を持ってきた ↑(5月下)スクッと立ったらヒナが1羽孵っている