(A)「着島2〜4月」 及び 「着島5〜6月」
蕪嶋に2月下旬に飛来して、4月産卵する頃までの着島の状況です。
4年成鳥達はペアーを組み、数年連れ添う夫婦鳥共々巣作り、交尾、
産卵となる。2〜3月迄に約4万羽が来島する。蕪嶋全体は響き渡る
甲高い鳴声で覆われてしまう。「日本音の百選」に選定されている。
(2/上)蕪嶋西側
(3/上)東側
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(3/上)雪がある(うしろ河原)
(3/上)雪消滅(うしろ河原)
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(3/上)小降りの雪
(3/中)部分的に残雪
(2/下)第一番飛来群のあった日の蕪嶋。この日雪降る
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(3/上)余り動かない2羽
(3/中)数年連添う夫婦か?
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(3/上)雪上で足冷えるだろう
(3/中)残雪の長引く場所あり
右側海水浴場砂浜から侵入する外敵、狐や猫を防ぐ水路
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(3/中)
(4/中)
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(2/下)
(4/上)
(4/下)飛翔する行動は激減。着島して巣作り産卵の準備に入った
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◎石河原にも・・・
◎急勾配斜面地にも・・・
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◎狭い岩上や窪みにも・・・
◎堤防直ぐの内側にも・・・
◎いたる所に巣を作っている
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(3/上)
ランダムに点在する
A
(3/中)
場所獲得とカップル組に熱中
B
(3/下)
すこしずつ間隔が広がってきた
(4/上)ほぼ縄張りが決まりかけている場所に交尾不可の
2年若鳥が着陸。 約1分で成長鳥たちに追い払われた。
C
(4/中)
縄張り確保。間隔保持で交尾・巣作りの最盛期
水際に接する岩石河原と成長鳥は保護色関係にある
天候激変寒冷となった。蕪嶋の地面より数度温かな
砂浜や海上に移動して寒さを凌ぐ。
(B)「着島5〜6月」
草花の生育状態は陽当たりや風当たりなどの諸条件の違い
で、それぞれの場所に数日の違いが出る。なお島のほぼ中央
に鎮座する神社の場所は台形上にあるから平地は勿論、斜面
地に咲く菜の花を遠望すると「マルコポーロの黄金の島」を連想
できて楽しいのである。
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(5/下)
(6/上)
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(5/中)
(6/中)
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(5/中)
(5/下)
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(6/上)
(6/下)
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(6/上)
(6/下)
(5/下)満開背高になった菜の花の下に埋もれて、
ウミネコの姿が見えなくなる
(5/下)石河原や岩上にいるウミネコは姿が見える
「参考資料1」
2004年12月〜2005年1月、蕪嶋の階段脇と
西側斜面地の2ケ所の凹凸均し工事が行われた。
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西側2004年12月
A
2005年5月
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階段脇2004年12月
A
2005年1月
西側と階段脇2004年12月
土嚢の積み重ね
西側と階段脇2005年5月
2008年5月現在
「参考資料2」
下記に示す写真は2006年10月にあった津波なみの
大高潮による現地被害である。ウミネコの繁殖・子育
て中だったら壊滅的な打撃を蒙ったことであろう。
北側:茶褐色の所まで高波が寄せた
海水浴場の休憩エリアに大量の流木
海水浴場の最上端の被害
西側の内港岸壁地:大小石と流木
鳥類標識調査中(環境省から委託の山階鳥類研究所員)調査
は特別資格保持者で全員ボランテアである。鳥足に付ける輪冠
は金属製で数字やローマ字が刻印されている。世界のいかなる
場所を飛んでいても捕獲されて輪冠を見られることで、誰が、
どこで、何時の日に付けて放したかなどが分かる。
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2人の検査官が見える
大きな網